当院での内科治療は、糖尿病・高血圧および脂質異常症（高コレステロール血症や高中性脂肪血症）と言われる、生活習慣病の治療を行っています。なぜならば、この生活習慣病の治療こそが、脳卒中の予防や再発防止、また最近では癌や認知症の予防にもなると言われているからです。

糖尿病は脳梗塞発症のリスクを2～3倍高くします。もし糖尿病の疑いがあると言われたら、出来るだけ早く対策をとることが大事です。なぜならば、一度脳梗塞になると、糖尿病をコントロールしてもなかなか再発防止が難しくなるのです。ですから、まだ脳梗塞になっていないうちに早めに正しい治療が必要です。

高血圧も意外と管理が難しいです。以前には、「血圧を下げすぎると脳卒中が再発しやすい」と言われた時期もありました。しかし最近では低ければ低いほど良いとされています。その上で、発症後1ヶ月ほどは血圧をあまり下げず、2～3ヶ月以上経過し、状態が落ち着いてきたら血圧を積極的に下げていきます。また脳梗塞のタイプによっても血圧のコントロール方法は変わって来るので、注意が必要です。

血管年齢（脈波測定）：動脈硬化がどの位進んでいるかを調べます。

MRI：造影剤を用いない四肢血管及び冠動脈撮影・DWIBISによる腫瘍等の経過観察

その他：予防接種（インフルエンザ・肺炎球菌・水痘）なども受け付けています。