脳梗塞ってどんな病気？

脳梗塞とは脳の血管が何らかの原因で細くなるか、つまってしまうことにより血流障害が生じ、その血管から血液を供給されている脳が影響を与えてしまう状態です。血流障害が起こる箇所によっては症状の出ない脳梗塞もあります。主な症状としては言語機能や運動機能の異常、体のマヒやけいれん、意識障害、しびれなどがあげられます。

当院での脳梗塞の治療方法

脳梗塞では、血栓（血の塊でできた栓）を溶かし、血流の再開、脳循環の改善が最も大きな課題となります。当院では超急性期（発症後３時間以内）の治療は出来ませんが、慢性期において脳梗塞のパターンに応じた治療薬を選択します。また、当院では脳梗塞の早期特定のために、定期的なＭＲＩによる脳の検査をおすすめしています。

来院後の日常生活でご注意いただきたいこと

高血圧、糖尿病、脂質異常症、男女別でのウエストサイズで定義される「メタボリックシンドローム」（内臓脂肪症候群）が注目されています。この状態が4項目全部あてはまると脳梗塞の発症率も非常に高くなってしまいます。したがって、日ごろから運動の習慣や食生活の改善など、生活習慣病のチェックを怠らないことが脳梗塞予防において大切なポイントです。